■ 月

離れても忘れない温もり

遠いから燃える愛情

近すぎるから伝わらない気持ち


あまりにも時雨月に憑依してしまった想い


涙が止まったら２人で禁忌を犯そう

まるで狂った太陽の様に

互いを壊し

またリスタートする


果てしなく響く熱い雨の如く

■ 血

口付けを交わしたら

あざとい人も変わりますか？

抱きしめたら

デメリットもメリットに変えられますか？


無理だよ


遅すぎたんだ


だからせめて最後に抱きしめてよ

口付けをしてよ


何も変わらないけど

私の中に貴方を刻み込むわ

たとえいつか壊れてしまうかもしれなくても


それが私と貴方の此処に居た証

■ 毒―POISON―

中毒

痛みさえ

愛で消える


鬱陶しい苦しみさえ

切なくなる


だから抱きしめていて

苦しみも切なさも


貴方が居れば痛くない


まるで忘れてしまうみたいに

■ 仙人掌

まるで貴方の心を突き刺すような私の酷い言葉達

狂おしい愛が届かずに消える


そう、暁の夜


薔薇が仙人掌の緑を

血の様な赤に染め上げるように


私の言葉は貴方に刺さるのですか？

届かないのなら

どうか抜けないほど深く刺さっていて


緑には戻れないほどに

■ 向日葵

笑顔


美しい貴方の笑い顔

私は貴方の笑顔に救われます


いや、捉われてる

の方が正しいだろうね


囁く淡い光は私には眩し過ぎる

もっと皆に振りまいて


でも、私だけに本当の笑顔見せて