■ 空

閉じたり閉まったりするドア

これは俺の心か？

そうだ、俺のだよ


だって、開かないから


閉じたり閉まったり

最初から開いてなかった


そうなんだよ

■ 夜

夢の入り口踏み外して

闇の入り口に駆け込んだ

辿り着く先わかってんだ


夢で見た一人佇む世界


朝の光は差し込まない

涙も乾く事を知らない


太陽の光は僕を壊すようだ


夢は願望の現われ


これが望んだ世界か

これが幸に転ぶか不幸に転ぶかは


自分次第なのか

■ 逃

レールの上にいつもの音譜乗っけて

いつまでも唄いましょう


本能ぶった切って

理性踏み潰して

俺の声だけ聞けば良い


夜道に輝く電灯

まるで君みたいだった

■ 鋼

錆付いた心に響くは

情熱の凍えた愛

幾等も呼ぶさ

君の名前


高速ラインで唄ってやるさ

螺旋階段一緒に下りながら

指折り毎日数えよう


君の温もりを感じながら

永久に…

■ 答

理性を飛ばして

この心に突き刺さる劣等性ボイスを叫ぶんだ


貫けこの痛みさえ

野望を絶望に変える野獣ボイスで喘ぎ散らす


今だけでさえ燃える藍の空

仰げる範囲で仰いでも消えない声